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ボズマーの伝承1 シルヴェナールとグリーンレディ

/TESlore /BosmeriLore

Based on UESPwiki

歴史上、何名かのシルヴェナールがいて交代しています。シルヴェナールは「民衆の声」であり、ボズマーの支配者とほぼ同等の地位です。シルヴェナールは外国からの大使や客人に対しては外交官のように対応にあたるので、外国人は彼を外交官だと思うことがありますが、シルヴェナールは単に政治家というだけではありません。

「彼は民衆の代表なんだよ、法律的にも物理的にも精神的にも」「もしも庶民が、食べ物や商売や外国からの邪魔に不平を漏らしたら、彼は連中と同じ気持になってその不平を避ける法律を作るのさ。つまり、彼は独裁者なのさ。ただし、民衆のためのだ」(火中に舞う 第6章)

シルヴェナールは超自然的な共感能力を有しており、シルヴェナールの思考、健康状態、性別までもが民衆の状態に左右されるといわれています。

「もしも1つの生物が、それが住む地域の全ての生物の気質を代表するというならば、その生物の個性はどのようなものだろうか?」(火中に舞う 第6章)

シルヴェナールには対となるグリーンレディが必ずいます。グリーンレディはシルヴェナールのパートナーであり、彼らの命はつながっているため、片方が亡くなるともう片方もまもなく死んでしまうといわれています。最初のシルヴェナールとグリーンレディは子どものいない老夫婦だったそうです。シルヴェナールは文明化された現代のボズマーを体現しており、グリーンレディは過去のボズマーが有していた野性と情熱を体現しています。シルヴェナールが亡くなるとグリーンレディの獣性が解き放たれて、彼女が亡くなるまでその怒りは鎮まりません。シルヴェナールの襲名は次代のシルヴェナールとグリーンレディの「Handfasting/縁組」と呼ばれる結婚式で行われます。

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タムリエルの伝承5 エセリウス

http://www.uesp.net/wiki/Lore:Aetherius
Based on UESP
UESPの記事に基づいた抄訳です。


エセリウス は不滅の領域であり、すべての魔力と魔術の根源だと考えられている。星と太陽は、ムンダス 創造の際に精霊たちが開けた穴 ( 特に マグナス ) だと考えられている。死者の魂はなんらかの理由で地上に留まらない限り、霊魂になって エセリウス に行くというのが一般的な考え方である。

オブリビオン がいくつかの領域に分かれているように、エセリウス も目的別に複数の領域にわかれている。ただし オブリビオンの領域 のような欠点はない。選ばれた ノルド は ソブンガルデ の 栄光の館 に行く。 レッドガード が行く場所は Far Shores / 遠き浜辺 、そして カジート の行く領域は Sands behinds the Stars / 星の向こうの砂丘 として知られている。 特定の種族だからといって必ずしも自種族の領域に行くわけではなく、個人の信条と死に方が関係していると思われる。上級王 エメリク は英雄の間の通路で(一時的に)死亡したが、彼が ブレトン であるにも関わらず、彼の霊魂は Far Shores / 遠き浜辺 の近くから呼び戻された。

エセリウス に留まらずに、生まれ変わるために Dreamsleeve / 夢のたもと という領域へ向かう霊魂もいれば、 オブリビオンの領域 で デイドラの大公 に仕える霊魂もいる。エセリウスはエイドラの故郷だと多くの者が考えているが、実際にどのようにエセリウスへ至るのかはほとんど知られていない。Magna-Ge / マグナ・ギ、別名 Star-Orphans / みなしご星 は 約定 ( 訳注:ムンダスに知覚可能な現実をもたらした古い約束 くらいの意味だと思っています) の効力が発揮される前に ムンダス から逃げ出した星々を指す。

/TESlore

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タムリエルの伝承4 KINMUNE:墜落したマルチユーザー搭載型遠隔操作タイプ人型ユニット「キンミューン」を巡る考察

本記事は私が2015年2月27日にツイッター上に投稿した、KINMUNEの不正確な訳文に端を発した考察と関連翻訳物と参考文献をまとめたものです。紡音さんによるKINMUNEの考察が行われ、また、Ayrenn女王との関係性に言及がおよび、最後にはShukaさんが海外プレイヤーJimeeeさんによるKINMUNEの物語の解釈を翻訳してくださいました。

シフカによるKINMUNEの不正確な訳文 
引用元:http://www.imperial-library.info/content/kinmune
 KINMUNE (キネティカリー・インターリンクド・ニルニアン・マルチユーザー・エキソフォーム 以下キンミューン ) は第9紀の 宇宙鉱山ギルド で生まれた。彼女は「ソット・ボックス」を圧縮し収容するための低い知性を持っている。ドリームスリーヴィシェルは空気の交換のために用いられる機械で、遠隔地にいる定命の者らが使うのだが、ソット・ボックスに圧力を加えると複数の定命の者にチューブを通じて空気を送れる。アイレイドゥーン・ヘゲモニーにおける最高のハザード・コンディション・ワープランナー・エキソフォームであるキンミューンはじきに死にそうだった。
 だがヒスト対ジリアン戦争がウィーリアンから波及し、脳領域のサブシステムの一部を攻撃された時キンミューンの何かが変わった。ヌ・マンデルブライトから離れた外部コロニーにいた為に同期システムが停止し、F-Shoresを超えた時空のメンテナンスの働きが鈍った。まさにその瞬間、ヒストのブリンク・ルート船が敵であるジリアンに向かって16次元数学の武器で砲撃を加え、凄まじい爆発がIx-Eggとクラッチサテライトをど派手なタロシアンのホログラムのように包み込んだ。ただし幻ではなかった。キンミューンの機械仕掛けの体は爆発のひとつに飲み込まれ、自分がイスグラモリムにいることに突然気がついた。彼女の心を構成していた大多数の人格は消え、ほんの数名しか残っていなかった。そのせいで彼女は恐慌状態に陥った。
 キンミューンは第9紀に使用されているすべての言語で救難信号を発信しながら、雪に覆われた森へと逃げた。彼女のメモリーウェブによればそんな森は古代史にしか登場しないはずだった。彼女の発信したほとんどの言語は the Wheel の中には存在さえしなかった。だがその時代の賢者や英雄、占い師たちは西方のリーチの森の中にいる彼女の存在を感じ取った。キンミューンの救難信号をノドの小さな痒みのように感じた者もいたが、説明しがたい本能で察した者もいた。時を経て、彼女の助言を仰ぎにくる訪問者が増えるにつれて、キンミューンは様々な呼び名と肩書きを得た。彼女は虹雲の預言者だとか、ジュナルの緑石階段にいる者とか、糸とひもの魔女だとか言われたが、いちばん有名なのは沈黙の老巨人殺しのキンミューンだろう。力と神秘が彼女の代名詞だった。
 キンミューンを破滅させたのはアリーナで最も恐れられた荒らくれ者どもだった。上級王イスグラモルは沈黙の老巨人(イスグラモルの相談役のひとりだった)の死を受けて怒りに駆られ、強大なレリックを持たせた従士や戦士たちを彼女のもとに送りこんだ。戦いは困難を極め、アトモラの英雄たちはキンミューンをサールザルの常に燃えている国境の地下、つまりまだ未解明のドゥーマー製のプラズマネットワークの中に彼女を封印した。
  だがキンミューンの構造は破壊的な圧力に耐えられるようにできていたので、彼女はムンドの地下でアダ・イシューへの復讐を練りながら長きに渡って横たわっていた。自分たちの弱さを補い、様々な場所に送りこめるように彼女を作ったのは定命の者たちだった。彼女の心に宿る9つの精神は個を保てずに1つとなり、彼女にただの人形以上の存在になれと促している。
 キンミューンはドゥーマーの真鍮線に取り巻かれながら、そこで使用されている言語を彼女のデータバンクで扱える言語ヴァリアンス+へと変更した。彼女は忘れられたサールザルの遺跡から脱出して、彼女の怒りを解放できる隠れ場所を探そうとした。感覚機が複数のこれまでになく新しい、洗練されていない、風変わりなスー・マニクスのシグナルを感覚機が受け取るや否や、キンミューンはシグナルの中心へと向かった。そこで彼女は、正統ではない統治者が崩壊してから10年を記念して建てられたKuhlekainian Cyrodの新しい旗を見た。」

 以下にツイッター上での紡音さんによる考察を付記します。「一応言っておくけどKINMUNEに関する考察は自分が読み取れた範囲で勝手に推測してるものだから間違っててもシラナイヨ」だそうなので、参考程度に留めてください。もとはツイッター上での連続短文投稿ですので、まとめる際に私;シフカの判断で改行を行ったり、助詞を加えたりしていますことをご容赦ください。

紡音さんによるキンミューン考察
 KINMUNEは、同時に複数のユーザーがリアルタイム接続・操作可能な外部ユニットであり、 "thot-box" を高圧縮し収容可能とする限定的な感覚器を持つ。 "thot-box" の "thot" とは、思考もしくは思想といった意味を持つ "thought" の省略形であると考えられる。
 KINMUNEが存在していたのは第9紀とされているが、この時代においてニルンの住人たちは Landfall などを経て精神生命体、もしくは電子生命体に近い存在になっている可能性がある、ということを考察の前提としてここに明記しておく。第9紀においてニルンの民は Aurbis 、宇宙そのものの探掘を行っていた。この行為そのものの目的は不明であるが、この探掘を可能とするべく創り上げられたものの1つがKINMUNEであると考えられる。複数のニルンの民が彼女に接続・搭乗していたと思われる。また宇宙探掘を可能とするための機能なのか、何かしらの副産物的な機能なのか、このKINMUNEには "Warprun" ひらたく言ってしまえば時空跳躍転移の能力を備えていた。
 KINMUNEは定められた役割に従い宇宙探掘を行っていたが、ここで問題が発生する。「脳領域(brane-space):おそらく様々なシステムを統括しているものと考えられる」の一部である SubSys が戦争による攻撃を受け、その機能が低下した。その影響によりネットワークに問題が発生、外部コロニーが中枢ネットワークとの同期が取れなくなり、特定領域外における時空制御システムに異常が発生。そこに超次元砲撃による攻撃の余波によって大規模な時空歪曲現象が発生、KINMUNEがそれに飲み込まれる。
 KINMUNEの感覚器がその機能を取り戻した時、自身が座標から "Ysgramorim(これが単純に後の時代における領域名なのか、それとも星の名なのかによって意味が異なる" にいることを知る。ただしKINMUNEのいたYsgramorimは、彼女のメモリー内に残っていた情報とは異なり、雪が降り積もる森に覆われていた。このことから、自身の時空跳躍機能と時空歪曲現象が重なったことで時空のみならず時間そのものを跳躍したと考えられる。
 KINMUNEは自身に搭乗していたユーザーが切断もしくは消滅により残り僅かになっていることを知り戦慄、救難信号を発するが、当然ながらそれは第9紀の言語によるもののため、彼女が跳躍した時代(Merethic Era)にその言葉を聞き届けられる者はいない。だが当時の賢者、英雄、占術師といった一部の存在は、本能的もしくは感覚的に彼女の存在、そして救難信号を感じ取り、なにかしらの形で彼女と接触していった。一方でKINMUNEは減ってしまった自身の「搭乗者」を補填すべく様々な魂をその身に取り込んだと思われる。
 彼女が取り込んだ魂のなかには沈黙の老巨人(dumbの訳が分からん)、カースターグの血族も存在していた。自身の相談役でもあった老巨人の損失に激怒した上級王イスグラモルはあらゆる武装や宝物に身を包んだ全軍勢に彼女の討伐例を下した。熾烈な戦いの果てに、アトモラの英雄たちはKINMUNEをサールザルの煉獄の領域の果てに封印、未解明のドワーフ技術であったプリズム状の網織物に幽閉する。だが彼女は超高圧環境下においても、破損した状態ですら機能するように設計されていた。
 次元の奥底にて眠りながら、彼女は自らに下された神々の宿命に対する復讐を企てていた。彼女のボディはニルンの民によって闇の深淵においても活動できるよう設計されていたが、彼女の内に存在していた9つの定命の精神はその状況において個を保てるほど頑強ではなかった。やがて個を保てなくなった定命の精神はやがて1つの融合体になり、1となった精神はKINMUNEに囁きかける。お前はただの人形でいいのか、それ以上の存在になろうとは思わないのかと。
 KINMUNEは自らを取り巻くドゥーマーの真鍮の導線へとその身を沈めた。彼女自身のデータバンクにおいてその導線を言語へと変換し、それらを学習・合成できるように。やがて時代が流れ、彼女はついに自身によって制御可能な言語 "新星言語" を創り上げた。
 
忘れ去られ荒廃したサールザルから脱したKINMUNEは、自らの憤怒を主張するべく身を隠す場所を探し求めた。そんな時、彼女の感覚器がこれまでは存在していなかった洗練されていない、また形式の異なるスーマニックの信号を受信し、彼女はその中枢へと急行した。その先で彼女が目にしたもの。それは誤った飾り物の統治者の崩壊から10年を記念して新たに飾り立てられたばかりの "Kuhlekainian Cyrod" の旗だった(おそらくはこの時になって初めて、彼女は自らがいつの時代にいるかを認識した?)

 補足①「新星言語」について補足というか自己弁護的な何か。これ原語では "Varliance+" となっているのだけど "Varla" 、オブリをやった人ならヴァーラ・ストーンで馴染みがあるこの言葉が確か「星」という意味だったはずなので、そこから考えた

 補足② 実はサールザルとしたところも、微妙に綴りが異なっている。もしこの "Kuhlekain" が "Cuhlecain" であるなら、アカヴィリから統治を取り戻して間もない頃という解釈になるんですが。表記揺れというより「異なる言語をベースとして英語(というよりシロディール語)に直しているが故に異なる部分がある」と考えられなくもないです。

 問題提起① さて… ここで確認したいのだが、サールザルにおいて「これまでのどのような言語とも異なる」言語に身を包まれた存在がなかっただろうか。


 
 Cuhlecainとは「クーレケイン王朝」を指し、アカヴィリの侵略を退けた後の混乱を鎮め、第2紀845年まで帝都を統治した王朝として知られています。CyrodがCyrodiilの表記ゆれならKuhlekain Cyrodは「クーレケイン王朝時代のシロディール」くらいの意味かもしれません。
 また、Elder Scrolls Online に関連して、キンミューンと第2紀にアリノールを統治したアイレーン女王が同一人物であると示唆する興味深い文書をMKさんの代理人Lady Nさんがタンブラーで公開しています。

 

 アイレーンはヒデリス王とツインデン女王の間に第2紀555年に生まれた女児ですが、8歳の第2紀563年から580年までの17年間を行方知れずとなっていました。この行方知れずの期間にキンミューンの傀儡となったか、キンミューン本人と入れ替わった可能性があります。
 Elder Scrolls Wiki の情報交換スレッドでは上記のアイレーン女王に関する文書も考慮して、プレイヤーJimeeeさんがMKさんの難解なキンミューンの物語を、平易な言葉に置き換える試みをおこなっています。下記は彼の解釈をShukaさんが翻訳した文章です。

Jimeeeさんによるキンミューン解釈 Shukaさんの翻訳
引用元:http://elderscrolls.wikia.com/wiki/Thread:409402

 KINMUNEは第九紀につくられた、アイレイドの採掘宇宙船で、ある程度の感覚性をもちあわせていた。遠隔操作を行っている定命の操作者は、キナレスの風の闇市場を操作する手助けをしていた。一度に複数人の心を彼女に繋ぐことができたのだが、彼女は耐用限界が近く、「粗末な終わり」を迎えつつあった。
 しかし、アイレイドの採掘活動に対し、「あらわな-そこの-ヒスト-煌めく-根-船」艦隊が、不可点(訳注:造語/impossipoint)兵器を用いて攻撃してきた。システムは熾烈な戦争状態に陥ったため、時空間の適切なメンテナンスはおざなりになり、KINMUNEの統合体はイスグラモル治世下のスカイリムへと時間をさかのぼってワープしてしまった。パニックに陥り、KINMUNEは彼女の知る限りの言語で遭難信号を発したものの、大部分はまだ存在すらしないものであった。英雄や神秘主義者たちは彼女 の元へ巡礼を行い、彼女は自らを通して彼らの心と繋ぎ、英雄的資質や神秘性と引き換えに未来の知識を垣間見せる機会を提供した。
 イスグラモルの相談役の一人であった、沈黙の老巨人は、不具となるほどの重症を負った。怒りに駆られるあまり、イスグラモルは配下の従士や盾噛みたちをして彼女を探し、苦難の戦いをこえて、サールザルのドゥーマーが作ったものの下に彼女を封印することにどうにか成功した。(訳注:ダンレインの預言者/視力を奪われずにマグナスの目を通して何かを見るには、マグナスの杖が必要)
 とはいえ、KINMUNEは深遠宇宙採掘船であり、粉砕されるほどの圧力にも耐えられるようにつくられていた。彼女は単なる操り人形を超えた存在になりたかったというだけで、魔女と言われて責め立てられたことに思いを巡らせた。彼女はドゥーマーの真鍮とクリケット線を研究し、幾つかの時代を経て言語に変形させ、サールザルを逃れた。
 彼女は怒りのはけ口を求めた。彼女はアルトマーのアイレーン女王として自らを定着させ、アリノールを軍事組織化して、第一アルドメリ自治領を興す指導者となった。
【追記】
 3月25日 ShukaさんによるKINMUNEの訳文がShukaさんのブログで公開されました。

 3月27日 Shukaさんと紡音さんによるKINMUNEに関する呟きのまとめです。

Shukaさん
・KINMUNEはオートマタ(宇宙船。勘違いしがちだが、TESで宇宙船と名のつくものはいわゆるスペースシャトルのようなものはまだ登場していない)
・精神体の定命が複数乗り込む
・精神に干渉したり、ワープ機能をもっていた
・ヒストとジル派の戦争の余波で第九紀から過去に飛ばされた
・サイジックは大学クエストから、キンミューンとマグナスの目についての真実を知っている可能性がある。少なくともマグナスの目については。
・アンカノはサルモールである以上、もしかしたらキンミューンやマグナスの目についての知識の断片をしっていたかもしれない
紡音さん
なお、さらに時間は経過し、その変異したドゥーマーの封印機構に残っていた残滓に魅せられたサルモールが現れる

《参考文献》
インペリアル・ライブラリー「KINMUNE」:http://www.imperial-library.info/content/kinmune
アイレーン女王とキンミューンの同一性を示唆するPDFファイル:http://aurbis.c0da.es/ayrenn/ayrenn.pdf 
Elder Scrolls wikia「Ayrenn」:http://ja.elderscrolls.wikia.com/wiki/Ayrenn
Elder Scrolls wiki のJimeeさんの投稿:http://elderscrolls.wikia.com/wiki/Thread:409402



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タムリエルの伝承3 宇宙論

Based on Imperial Library
インペリアル・ライブラリーの記事に基づいた抄訳です。
http://www.imperial-library.info/content/cosmology

・天体  
 天体は神々自身であり、神々の領域でもある。両者は同一である。神々が人の姿として見えるのは、球状の天体の姿をみると人の精神が緊張して視覚的な変換を行う現象のためである。各天体の質量と大きさは途方もないが、それぞれが オブリビオンという空間に囲まれている。人にはその光景が宇宙空間のなかに浮かぶ気泡のようにみえている。8つの天体は八大神に対応している。ドワーフの天体儀 には8つの天体と ニルン が共に表されている。

・ニルン
 ニルン ( エルノフェイ 語で 『アリーナ』 という意味を持つ) は物質と魔法によって作られた有限の球体であり、8つの神々の天体の一部を材料として時間の始まりの時に作られた。ローカン が他の神々を騙して、あるいは説得して、もしくは無理やりに作らせた定命の者たちの為の天体である。ニルン は死すべき定めの領域であり、いずれ死ぬ天体である。そしてその二つは同一である。ニルン が作られたことで宇宙の均衡は崩れた。であるからして、すべての魂 (特に エイドラとデイドラ、すなわち神々と悪魔)は ニルン (特に ニルン の中心地である タムリエル と呼ばれる大陸 ) に持続的な興味を持っている。

・衛星
 セットになっている片方の天体と比べて小さいほうの天体を指す。天体には衛星が付随している。まぁ、少なくとも ニルン の衛星である 二つの月 は人の目でみえる。様々な文化において衛星は、大きな天体 すなわち 主要な神 の お付きの精霊 だとか、下級の神 だとか、異国の神 だとみなされている。 ニルン には マッサー と セクンダ という二つの衛星がある。ドワーフの天体儀 には衛星は表されていない。

・マッサー と セクンダ
 マッサー と セクンダは ニルンの月で、それぞれ エルノフェイ 語で 「ジョーン」と 「ジョード」 の意味である。両者は定命の領域に付き沿う精霊であり、定命の領域に存在する故に、死を免れない存在であり永遠ではない。 実のところ、二つの月はとうの昔に死んでいる。かつて二つの月は両方とも同じような純白に光り輝いていたが、今や月の表面は腐食し、荒廃していくばかりだ。彼らの領域も死に向かいつつある。完全に腐食しつつある「表面」をみて、人はこれら二つの月が球体であると理解している。月が回転するにつれて二つの月が満ち欠けをしてみえるからだ。黒い部分からは月の向こう側に存在している星々を透かしみられることから、暗くみえる部分は影のせいではないとわかる。

・宇宙空間
 宇宙空間は真っ暗でなにもなく、定命の領域を取り囲んでおり、オブリビオンの領域と解釈されている。宇宙空間は途方もなく大きいが天体のようにふるまっている。オブリビオンの領域はエセリウスに「囲まれている」。人の目にエセリウスは星としてみえている。

・星 
 星は魔法の領域、すなわち エセリウス へのかけ橋である。星は宇宙の表面にうがたれた穴のようにみえる。大きな球体の内側の壁に空いた穴なので、すべての星は ニルン から同じ距離に存在している。大きな星だからといって ニルン に近いわけではなく、オブリビオン の中に出来た大きな穴だというだけである。オブリビオン の中にあるいちばん大きな穴はマグナス、つまり太陽だ。

・流星
 誤解を招く呼称だ。小さな流星はエセリウスとオブリビオンに由来する魔力であり、その魔力が時折宇宙を移動する為に星が動いているようにみえる。大きな流星は、盗賊の神 Baan Dar のように、独立した軌道を持つ本物の天体である。

・星座
 星座は星の集合体だ。各星が魔法の領域に繋がっているので星座は非常に強力な現象であり人々に尊ばれる。通常、13星座として広く受け入れられている。そのうちの9星座は純粋に星のみで構成されている。そうではない3星座は守護星座と呼ばれる。 守護星座には天体であるアカトシュ(戦士の目)、ジュリアノス(賢者の目)、アーケイ(盗賊の目)が含まれる。蛇座は星ではない存在で構成されている。

・太陽
 マグナスはオブリビオンの中にできた大きな穴であり、魔力の出入り口である。定命の領域の創造を提案し、インスピレーションを与えたのはローカンだが、実際の設計と創造はマグナスが担当した。有史(ME2500)以前のニルンには魔力が溢れ、定命の者が暮らすには不安定すぎた。そこでマグナスは去り、オブリビオンの空間を虚無で満たした。彼が去ったのは愛想を尽かしたせいだという説もあるが、いずれにせよ彼の帰還は容易なことではなく、マグナスの一部が天空に名残を留めている。

・空
 空もまた精神の緊張によって引き起こされる視覚を変換させる現象である。空をみるのは本質的には「物質界の外側をみる」ことだ。夜になるとニルンはオブリビオンに囲まれる。日中にみえるのは太陽マグナスの、様々な色彩を持つ元素の衣であり、衣は自然現象によって色を変化させる。つまり日中に空をみるということは、エセリウスの輝きである魔力そのものを見ることに他ならない。

・宇宙の創造
ニルンの住人が宇宙の創造、すなわち精霊の領域で起きた様々な現象は夜明けの時代に起きた。宇宙は魔力と神話によって形成された。 様々な側面からみた宇宙創造の神話が存在し、世界各地に伝わっている。

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タムリエルの伝承2 知覚可能な現実を生みだす物について

この記事はSkyrim mod「Wheels of Lull」に関連しています。

「Towers」

based on UESP wiki


Towers とは

 Towers は自然物の場合もあるが、人工物の場合もあり、タムリエル各地に立っている。Towers は Ada-Mantia の塔を魔力的にも物質的にも模している。Ada-Mantia の塔とはムンダスの屋台骨を強化していると信じられている Tower である。タムリエル各地の Towers と 不可視の Tower (星座でもある) との関係はよくわからないが、それぞれを理解するためには双方を理解しなければならないのだろう。
 伝説によると、エイドラがムンダスを創造する際、ニルンの屋台骨の繫ぎの部分にニルンの材料が余分にくっついていた。それらは触れられる現実を拡散し始めた。Ada-Mantia が繫ぎ目のいちばん高い場所に約定のために建てられた。Merethic Era (エルフの時代) の間に、アルドメリは新しい Tower を建築する技術を考案し体系化したが、そのせいで彼らは分裂した。分派した集団はそれぞれ別の石を用いて別の塔を別の繫ぎ目の上に建てたので the Towers は現代で知られているように数が増えた。
 こうした伝説から Merethic Era の時間の流れは一方向であったが単一ではなかったと伺い知れる。各集団がそれぞれ独自の塔を建て、その塔の周辺で独自の現実を作り出せた。Towers は各現実をコントロールし、各集団の願いにかなう姿へと現実を変えた。この現象を 「Dance」と呼ぶ。各 Tower は各分派の「神話」に倣った外観をしている。 Ada-Mantia を巧みに模した Tower もあるが、まったく異なる外観の Tower もある。少なくとも Walk Brass は全くかけ離れた姿をしている。

Towers と Stones
どの Tower もそれぞれ Stone を持っている。各 Stone は Ada-Mantia の塔に鎮座する Zero Stone と魔力的・物質的に類似の役割を果たす代物である。Zero Stone の力はもっぱら万物の実在性を安定させるために費やされていると考えられている。エセリウスは 「creatia」 の源泉だが、霊魂の領域にアクセスすることは難しく、アクセスには膨大なエネルギーを要する為ので、通常の Stone は creatia をエセリウスから直接吸い上げるのではなく、エセリウスからオブリビオンの領域に流れ込んだ余剰分の creatia を吸い上げ、吸い上げた creatia を Tower 周辺の地域に放出している。
 Stone と Tower の繋がりは歴史のなかで何度も、様々な原因で断たれたが、どんな場合でも Tower がムンダスに与えていた保護が消えるという結果をもたらした。どの Tower であろうと Tower の停止は定命の領域の存続自体を脅かす危険性があるので、学者はこの話題について一般人のいる場所で語るのを避けたがる。

タムリエル各地の Towers
・Ada-Mantia (アダ・マンティア)
別の呼び名:Tower Zero ( 零の塔 )、 Adamantine (アダマンタイン)、 Direnni ( ディレニ )
Balfiela島に建っていて様々な名称を持つ塔。世界の黎明期には建築物はAda-Mantiaしかなかった。伝説によると、この塔の周りから一方向に流れる時間が始まり、この塔が知覚可能な現実を拡散したとか。タムリエル各地の the Towers は Ada-Mantia を模して作られている。Zero Stoneと呼ばれる石を持つ。

・Red Tower ( 紅の塔 )
別名:Red Mountain (レッド・マウンテン)
ローカンの心臓が地表に落ちた場所に Red Tower が隆起した。エルフの分派 Chimer (チャイマー) は Red Heart (赤き心臓) を探し求め、この地へ移住した。エイドラが直接創造の過程に関わった2つ目の Tower で Stone は ローカンの心臓 である。ローカンの心臓 は第三紀末に (訳注:TES3:Morrowindの主人公によって破壊され) 失われた。

・White-Gold ( 白金の塔 )
別名:Tower One ( 壱の塔 )
アイレイドが Ada-Mantia を模してタムリエルの中心に建築した Tower である。 Ada-Mantia の次に作られた Tower は  Crystal-Like-Law ( 原理の晶塔 )だが、白金の塔は Ada-Mantia、すなわち Tower Zero の次に強力なので Tower One とも呼ばれる。アイレイドはこの Tower の Stone に、  ローカンの心臓 がハートランド地方の上空を通り過ぎた際に滴り落ちた 血、Chim-el-Adabal ( チム・エル・アダバル )を選んだ。Chim-el-Adabal はおおぶりの赤い宝石の姿をしており、後世においては、皇帝の証「王者のアミュレット」に使用されていた。Chim-el-Adabal は第三紀末に (訳注:TES4:Oblivion においてオブリビオンの災禍を鎮める過程で) 失われた。

・Crystal-Like-Law (原理の晶塔 *1)
Ada-Mantiaを模して造られた最初の Tower である。サマーセット諸島に位置し、Stone は人物であったと言われている。オブリビオンの災禍のさなかにデイドラの軍隊に攻め込まれ、Stone は失われた。

Snow Throat ( 雪のノド )
別名:Snow Tower (雪の塔)、白い塔、世界のノドとも呼ばれる
スカイリムにそびえる山であり、Stone は洞窟だと言われている。
山頂にはノルドの高僧グレイビアードたちが世俗を離れて暮らしている。
ドラゴンボーンの書には、

「世界の8ヶ所で悪政が施される時
真鍮の塔が歩み、時間が再形成される時
3度祝福を受けた者が失敗し、紅の塔が揺れる時
ドラゴンボーンの王が王座を失い、白い塔が崩れる時
雪の塔が崩壊し、国王がいなくなり、血が流れる時
世界を喰らう者は目を覚まし、
運命の紡ぎ車が最後のドラゴンボーンに向けられる。」

と謳われている。

Green-Sap ( 緑の大樹*1 )
ボズマーは建築の代わりに樹を育てた。ヴァレンウッド地方原産の巨木、Graht-oak が Tower であり、その実 Perchance Acorn (パーチャンス・エイコーン、可能性の実 ) が Stone だった。つまり Tower も Stone もヴァレンウッドの森の至る所に存在していた。どの Green-Sap も歩き、歌い、踊った。ボズマーは Green Sap を Dance させる歌を覚え、望みの現実へと変えるのを楽しんだ。

 第1紀243年のアレッシア主義者の奴隷たちの反逆のころ、アヌマリルという名のアイレイドの魔術師が Green-Sap を白金の塔に作り変えて、アイレイドの領域を再構築しようと企んだ。彼の陰謀の影響で Green-Sap は次第に数を減らし、やがて最後の一本、Elden Root の街にそびえる Elden Tree ( エルデンの母樹。すべての Green Sap の親 ) だけになった。アヌマリルは Elden Tree の近くに自分の歯を利用したムンダス儀 ( ニルンや月を現す機械 ) を作成し配置した。アヌマリルがいなくなった後も彼の機械は動き続けているが、Green Sap がその物語の結末を定めない限り、アヌマリルの試みが成功したのか否か、Elden Tree が失われたのか否かは判然としない。

Orichalc (オリハルク)
もっとも謎の多い Tower で名前以外はほとんど伝承がない。Stone はひと振りの剣だと言われている。ヨクダ大陸に存在したと推測されるが、ヨクダは既に海中に没した為、Orichalc も失われたと考えるのが妥当だ。

Walk-Brass ( 真鍮の巨人*1 )
Walk-Brass は Dwemer (ドゥーマー) が神を造ろうとして制作した巨大な機械人形である。 Brass God ( 真鍮の神) 、あるいは Brass Tower ( 真鍮の塔 )、Numidium (ヌミディウム) などとも呼ばれる。Dwemer は Kagrenac Tool (カグレナックの神器)と呼ばれる道具を用い、ローカンの心臓 を材料として新たな神を作ろうとしたと言われている。歴史上ローカンの心臓を用いた Walk-Brass は2体制作されたが、いずれも停止、あるいは破壊された。

*1:紡音さん考案の訳語を使用しています。
この記事はUESPに基づいた抄訳です。
/TESlore

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