サイバーパンク2077は間違いなく、今年度遊んだ中で私が一番熱中したゲームになりました。
インタラクティブな会話が多く、少し短めのメインクエストを補うかのようにサブクエストの数も質も申し分なく、豊富な書籍からは世界設定や文化や生活の様子、様々な組織同士の力関係や人間関係をうかがい知ることができる、息を呑むようなゲームでした。
このゲームの唯一の欠点を挙げるとすれば、憂鬱になりやすいタイプの人間にとって厄介なもの、自死を想起させる広告がゲームの舞台になるナイトシティのそこかしこで目に入る点です。
ナイトシティは美しいロケーションも数多くあり、魅力的な街ではありますが、格差社会で行き詰まった人々が路上生活を強いられており、閉塞感も漂っています。楽しいゲームプレイのためにも、友人や家族に電話をかけたり、近所に散歩にでかけたりしながら、少しずつ気長に遊ぶのがおすすめです。
少しでも不安を感じたら、そこでプレイをしばらくストップしてもゲームは逃げません。