「Aurbis と the Wheel と the Tower」
based on UESP wiki
昔、ローカンは Aurbis の 再構成を何度も眺めているうちに、楽しいんだけどつまらない感じもしてきた。遂に「もういいや」な気分になったので、ローカンは the Wheel の外側まで旅をして虚無までやってきた。すると the Wheel の作った「あるモノ」が見えた。the Wheel の脇に「I」があった。すなわち「I」 が the Tower である。
(訳注 後半にも登場しますが、the Tower(単数形の塔。目に見えない存在で、概念上の塔と思われる。星座にもなっている塔)と the Towers(複数形の塔。目に見える存在で、タムリエルの各地に実際に建っていて、魔力的な力を持っている塔)を区別して考える必要性があります。)
Aurbis は混沌、あるいは完全性を指す言葉であり、アヌ と パドメイ はそれを用いて宇宙を創りだした。ありていにいえば、虚無 と オブリビオン と エセリウスの領域、そしてムンダス と Outer Realms を含む 宇宙全体 である。Aurbis の構造は the Wheel (車輪) の形状に似ている。ムンダス が 中心にあり、その周囲の何もない空間が オブリビオンの領域 であり、さらにその向こうが 虚無 と エセリウスの領域 だと言われている。
The Wheel (車輪) とは Aurbis の構造を表す言葉だ。車輪の中心から伸びる8本の棒にあたる部分は「混沌の8つの要素」であり、7柱の神とパドメイの原初の力を表すと信じられている。彼らはエイドラの lent bones ( すなわち Earth Bones ) である。彼らは定命の者たちが歩む大地を作り、アヌとパドメイの原初の力の混合物である静的変化を定命の者たちに与えた。中心から伸びる8本の棒の外側が Aurbis だが、エセリウスといったほうがわかりやすいかもしれない。エセリウスの領域は霊魂の領域であり、車輪のいちばん外側の部分にあたる。棒と棒の間のスペースがオブリビオンの領域、つまりデイドラの大公たちの領域にあたり、車輪の軸を通す穴にあたる部分がムンダスにあたる。
the Towers と 星座 の the Tower (塔座) は別物だ。 星座の the Tower (塔) は the Towers (幾多の塔) のイメージから来ているが同一ではない。The Tower は形を知覚できない宇宙を概念化した存在であり、利用できれば想像も及ばぬほどの事を成し遂げる力を秘めているため、信じられないほど危険でもある。The Tower は各人の心に宿る宇宙の内部にある真の自己を表す存在だ。the Tower はムンダスの創造より以前から存在しており、定命の領域全体に影響を及ぼし続けている。the Thief (盗賊座) は 星座 でもあり、絶対不変の性質の隠喩でもある。the Thief は the Tower の守護者として行動する。
この記事はUESPに基づいた抄訳です。
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