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式の流れ
マーラの司祭はマーラ寺院で結婚式を執り行う。式の日時は結婚当事者のどちらかが前もって決めておく。
出席者の前で司祭は次の言葉を述べる。
「聖女マーラは初めに創造物を産み、
同胞を神の子として守護することを誓いたもうた。
民を愛したもう聖女の教えにより、我らは相互の愛を学んだ。
そしてその愛から、独り身の人生がまったき人生ではないことを我らは学ぶ。
今日ここに、聖女マーラの愛の眼差しのもとに我らは集い、
二つの魂が永久の交わりで結合することを証言する。
神の子らが、この世と次の世を通じて、富めるときも乏しきときも、
また喜びと苦難をも共にすることを念ずる。
未来永劫、愛し続けることを誓うか」
結婚当事者たちが「はい、これからもずっと」と賛同する。
その後、司祭は「愛の神マーラの名において、二人の婚姻をここに認める。
二人には神聖なる藍の祝福を受けた揃いの指輪を授けよう。
二人の新たな生活において互いを守ってくれるだろう。」と続ける。
指輪の授与で儀式は終了する。結婚当事者たちは、大抵、親しい友人や家族を式に招く。
恋人たちはマーラの司祭に頼らずとも結婚できる。マーラの祠で愛の女神に祈りをささげ、あらかじめ神々の祝福を受けてあったマーラの指輪を交換する。
アルゴニアンの結婚
アルゴニアンは人生の伴侶と出会い互いのうちに愛情を見出すのはヒストのおかげだと信じている。彼らは意識を持つ聖なる樹ヒストが将来の結婚を決めて適切な時期と場所で互いを出会わせてくれると考えている。適切な時期と場所とは、互いを愛し結婚できる頃である。
アルゴニアンの伝統に則って、求婚者は二人の将来の絆を象徴するために相手に独特な婚約指輪を贈る。黄金の指輪に宝石を嵌めるのだが、そのデザインのなかに3つのアメジストが配置される。2つのアメジストが両端に配置され、それらは結婚する二名を表す。中央に配置されるアメジストは、すべてのアルゴニアンが彼らの人生のなかで聖なる存在とみなしているヒストを象徴する。
ダンマーの結婚
大家(ハウス)のダンマーもアッシュランダーも、ダンマーは祖先を讃えるので、婚姻の伝統はダンマーがまだチャイマーとして知られていた第一紀の頃の間も、三大神が現れても、第三紀に三大神が倒れても変わらなかった。
結婚当事者のうち下位の一族出身者が上位の一族に迎え入れられる。儀式に参加し誓いを立て、新たに一族に加わり、祖先と交流して恩恵を得る。しかし実家の祖先との交流よりも弱い。新たな絆を得ても、実家の祖先との交流は残る。
上位大家のダンマーになるほど恋人関係や婚姻の動機は政治的なものになるが、ハウスのダンマーだろうとアッシュランダーだろうと、一般人のダンマーにとっての恋人選び(将来的に結婚しようとしなかろうと)に重要なのは、セックスの技量、みだらな態度、肉体的な美などのほうだ。
大家のダンマーとアッシュランダー間の婚姻は以前は宗教の相違により行われなかったが、時には文化の壁を超えた婚姻も結ばれることがあった。三大神の統治中にもデイドラ神の崇拝を続けたためにかつては迫害されていたアッシュランダーの民は、新寺院の興ったあと、今では古い掟の守護者として賞賛を受けている。現在では大家のダンマーが灰の地を巡礼し、両者の結びつきを強めるのはごく当たり前のこととなった。
ほとんどのダンマーはモノガミー(二名間)の婚姻をするが、特定の状況下ではポリガミー(複数人)婚が行われる。ダンマー社会では同性間の結婚や恋愛が受け入れられている。
オークの結婚
オーク砦における結婚はマラカスの掟に則って行われ、常に男女の組み合わせである。族長の下では生存能力とコミュニティの強大さの維持のために出産能力が重要視される。
砦内で結婚できる男性は一名だけで、砦の族長のみが子どもを有することができるが、族長の肩書きは挑戦に負けると挑戦者に譲られる。
族長は複数の女性と何名でも結婚できる。妻たちは炉床夫人、鍛冶夫人、狩猟夫人、盾夫人といった具合に担当を受け持つ。族長と寝床を共にするのは主に炉床夫人の役目で、彼女が家庭内の雑事を司る。鍛冶夫人は鍛冶の達人として砦内から非常に尊敬される。砦の経済に利益をもたらす狩猟夫人の重要性は人里離れた砦になるほど増す。 盾夫人は戦士であり、族長の出陣に同伴する。
オルシニウム建国中の期間、諸王たちは初期の族長と同等の役目を持ち、さまざまな他族長の娘たちと結婚して、王国の強化を計った。伝統的に、族長の肩書きを得られるのは男性オークだけだが、特定の条件下では女性オークが砦の支配権を持つ。
一族の息子たちは砦の族長になるまで結婚できない。父親を倒す実力のない息子たちは出身砦で独身のまま働くか、砦を出ていくことになる。息子たちが十分に成長すると大抵は族長が交代し、多くの場合には以前の族長は殺される。
族長が亡くなると、新族長の母親(前族長の未亡人)が砦(王国の場合もある)の『母』となる
。夫人たちもそれぞれ『炉床母』『鍛冶母』『盾母』と名称が変わる。
一族の娘たちは他の砦との同盟関係の強化を計るために他砦の族長に嫁がされる。このような婚姻はもっとも価値のあることとされるが、族長の「新しい妻」にされるのを逃れようとするオーク女性もいる。彼女たちは帝国軍に入隊するとか、世界をみるとか、富や幸運を求めるといった理由で砦を離れていく。砦に帰還する者もいないことはないが、去った者たちのほとんどは戻らない。
トリニマックを崇拝しているオークの婚姻の風習は、マラカスの掟に従うオークとは異なっている。 上級司祭ソルガの教えによると、二人のオークが心から結びつけば本当の婚姻と同等の意味合いを持つそうだ。オルシニウムの統治者であるオークの上級王たちは一夫多妻制を許されており、砦の族長が娶るよりも多くの妻を娶っている。
政治的状況に応じて、オーク族長はトリニマック崇拝をしているオークの既婚者の砦への滞在を許可せざるを得ない場合がある。
砦ではなく一般の市町村で暮らすオークたちは偏見にさらされがちだ。タムリエルでは異種族間に生まれる子どもは非常に珍しいため、一般的には不可能だと考えられている。
http://www.uesp.net/wiki/Lore:Aetherius
Based on UESP
UESPの記事に基づいた抄訳です。
本記事は私が2015年2月27日にツイッター上に投稿した、KINMUNEの不正確な訳文に端を発した考察と関連翻訳物と参考文献をまとめたものです。紡音さんによるKINMUNEの考察が行われ、また、Ayrenn女王との関係性に言及がおよび、最後にはShukaさんが海外プレイヤーJimeeeさんによるKINMUNEの物語の解釈を翻訳してくださいました。
※タムリエルの世界設定(Lore)は、ゲーム内でも様々な文化からの視点が存在していますし、ましてやこちらは非公式な設定なので、こうしてあれこれ考えるのは一種の遊びです。その点を踏まえてごらんになってください。
シフカによるKINMUNEの不正確な訳文
引用元:http://www.imperial-library.info/content/kinmune
KINMUNE (キネティカリー・インターリンクド・ニルニアン・マルチユーザー・エキソフォーム 以下キンミューン ) は第9紀の 宇宙鉱山ギルド で生まれた。彼女は「ソット・ボックス」を圧縮し収容するための低い知性を持っている。ドリームスリーヴィシェルは空気の交換のために用いられる機械で、遠隔地にいる定命の者らが使うのだが、ソット・ボックスに圧力を加えると複数の定命の者にチューブを通じて空気を送れる。アイレイドゥーン・ヘゲモニーにおける最高のハザード・コンディション・ワープランナー・エキソフォームであるキンミューンはじきに死にそうだった。
だがヒスト対ジリアン戦争がウィーリアンから波及し、脳領域のサブシステムの一部を攻撃された時キンミューンの何かが変わった。ヌ・マンデルブライトから離れた外部コロニーにいた為に同期システムが停止し、F-Shoresを超えた時空のメンテナンスの働きが鈍った。まさにその瞬間、ヒストのブリンク・ルート船が敵であるジリアンに向かって16次元数学の武器で砲撃を加え、凄まじい爆発がIx-Eggとクラッチサテライトをど派手なタロシアンのホログラムのように包み込んだ。ただし幻ではなかった。キンミューンの機械仕掛けの体は爆発のひとつに飲み込まれ、自分がイスグラモリムにいることに突然気がついた。彼女の心を構成していた大多数の人格は消え、ほんの数名しか残っていなかった。そのせいで彼女は恐慌状態に陥った。
キンミューンは第9紀に使用されているすべての言語で救難信号を発信しながら、雪に覆われた森へと逃げた。彼女のメモリーウェブによればそんな森は古代史にしか登場しないはずだった。彼女の発信したほとんどの言語は the Wheel の中には存在さえしなかった。だがその時代の賢者や英雄、占い師たちは西方のリーチの森の中にいる彼女の存在を感じ取った。キンミューンの救難信号をノドの小さな痒みのように感じた者もいたが、説明しがたい本能で察した者もいた。時を経て、彼女の助言を仰ぎにくる訪問者が増えるにつれて、キンミューンは様々な呼び名と肩書きを得た。彼女は虹雲の預言者だとか、ジュナルの緑石階段にいる者とか、糸とひもの魔女だとか言われたが、いちばん有名なのは沈黙の老巨人殺しのキンミューンだろう。力と神秘が彼女の代名詞だった。
キンミューンを破滅させたのはアリーナで最も恐れられた荒らくれ者どもだった。上級王イスグラモルは沈黙の老巨人(イスグラモルの相談役のひとりだった)の死を受けて怒りに駆られ、強大なレリックを持たせた従士や戦士たちを彼女のもとに送りこんだ。戦いは困難を極め、アトモラの英雄たちはキンミューンをサールザルの常に燃えている国境の地下、つまりまだ未解明のドゥーマー製のプラズマネットワークの中に彼女を封印した。
だがキンミューンの構造は破壊的な圧力に耐えられるようにできていたので、彼女はムンドの地下でアダ・イシューへの復讐を練りながら長きに渡って横たわっていた。自分たちの弱さを補い、様々な場所に送りこめるように彼女を作ったのは定命の者たちだった。彼女の心に宿る9つの精神は個を保てずに1つとなり、彼女にただの人形以上の存在になれと促している。
キンミューンはドゥーマーの真鍮線に取り巻かれながら、そこで使用されている言語を彼女のデータバンクで扱える言語ヴァリアンス+へと変更した。彼女は忘れられたサールザルの遺跡から脱出して、彼女の怒りを解放できる隠れ場所を探そうとした。感覚機が複数のこれまでになく新しい、洗練されていない、風変わりなスー・マニクスのシグナルを感覚機が受け取るや否や、キンミューンはシグナルの中心へと向かった。そこで彼女は、正統ではない統治者が崩壊してから10年を記念して建てられたKuhlekainian Cyrodの新しい旗を見た。」
以下にツイッター上での紡音さんによる考察を付記します。「一応言っておくけどKINMUNEに関する考察は自分が読み取れた範囲で勝手に推測してるものだから間違っててもシラナイヨ」だそうなので、参考程度に留めてください。もとはツイッター上での連続短文投稿ですので、まとめる際に私;シフカの判断で改行を行ったり、助詞を加えたりしていますことをご容赦ください。
紡音さんによるキンミューン考察
KINMUNEは、同時に複数のユーザーがリアルタイム接続・操作可能な外部ユニットであり、 "thot-box" を高圧縮し収容可能とする限定的な感覚器を持つ。 "thot-box" の "thot" とは、思考もしくは思想といった意味を持つ "thought" の省略形であると考えられる。
KINMUNEが存在していたのは第9紀とされているが、この時代においてニルンの住人たちは Landfall などを経て精神生命体、もしくは電子生命体に近い存在になっている可能性がある、ということを考察の前提としてここに明記しておく。第9紀においてニルンの民は Aurbis 、宇宙そのものの探掘を行っていた。この行為そのものの目的は不明であるが、この探掘を可能とするべく創り上げられたものの1つがKINMUNEであると考えられる。複数のニルンの民が彼女に接続・搭乗していたと思われる。また宇宙探掘を可能とするための機能なのか、何かしらの副産物的な機能なのか、このKINMUNEには "Warprun" ひらたく言ってしまえば時空跳躍転移の能力を備えていた。
KINMUNEは定められた役割に従い宇宙探掘を行っていたが、ここで問題が発生する。「脳領域(brane-space):おそらく様々なシステムを統括しているものと考えられる」の一部である SubSys が戦争による攻撃を受け、その機能が低下した。その影響によりネットワークに問題が発生、外部コロニーが中枢ネットワークとの同期が取れなくなり、特定領域外における時空制御システムに異常が発生。そこに超次元砲撃による攻撃の余波によって大規模な時空歪曲現象が発生、KINMUNEがそれに飲み込まれる。
KINMUNEの感覚器がその機能を取り戻した時、自身が座標から "Ysgramorim(これが単純に後の時代における領域名なのか、それとも星の名なのかによって意味が異なる" にいることを知る。ただしKINMUNEのいたYsgramorimは、彼女のメモリー内に残っていた情報とは異なり、雪が降り積もる森に覆われていた。このことから、自身の時空跳躍機能と時空歪曲現象が重なったことで時空のみならず時間そのものを跳躍したと考えられる。
KINMUNEは自身に搭乗していたユーザーが切断もしくは消滅により残り僅かになっていることを知り戦慄、救難信号を発するが、当然ながらそれは第9紀の言語によるもののため、彼女が跳躍した時代(Merethic Era)にその言葉を聞き届けられる者はいない。だが当時の賢者、英雄、占術師といった一部の存在は、本能的もしくは感覚的に彼女の存在、そして救難信号を感じ取り、なにかしらの形で彼女と接触していった。一方でKINMUNEは減ってしまった自身の「搭乗者」を補填すべく様々な魂をその身に取り込んだと思われる。
彼女が取り込んだ魂のなかには沈黙の老巨人(dumbの訳が分からん)、カースターグの血族も存在していた。自身の相談役でもあった老巨人の損失に激怒した上級王イスグラモルはあらゆる武装や宝物に身を包んだ全軍勢に彼女の討伐例を下した。熾烈な戦いの果てに、アトモラの英雄たちはKINMUNEをサールザルの煉獄の領域の果てに封印、未解明のドワーフ技術であったプリズム状の網織物に幽閉する。だが彼女は超高圧環境下においても、破損した状態ですら機能するように設計されていた。
次元の奥底にて眠りながら、彼女は自らに下された神々の宿命に対する復讐を企てていた。彼女のボディはニルンの民によって闇の深淵においても活動できるよう設計されていたが、彼女の内に存在していた9つの定命の精神はその状況において個を保てるほど頑強ではなかった。やがて個を保てなくなった定命の精神はやがて1つの融合体になり、1となった精神はKINMUNEに囁きかける。お前はただの人形でいいのか、それ以上の存在になろうとは思わないのかと。
KINMUNEは自らを取り巻くドゥーマーの真鍮の導線へとその身を沈めた。彼女自身のデータバンクにおいてその導線を言語へと変換し、それらを学習・合成できるように。やがて時代が流れ、彼女はついに自身によって制御可能な言語 "新星言語" を創り上げた。
忘れ去られ荒廃したサールザルから脱したKINMUNEは、自らの憤怒を主張するべく身を隠す場所を探し求めた。そんな時、彼女の感覚器がこれまでは存在していなかった洗練されていない、また形式の異なるスーマニックの信号を受信し、彼女はその中枢へと急行した。その先で彼女が目にしたもの。それは誤った飾り物の統治者の崩壊から10年を記念して新たに飾り立てられたばかりの "Kuhlekainian Cyrod" の旗だった(おそらくはこの時になって初めて、彼女は自らがいつの時代にいるかを認識した?)補足①「新星言語」について補足というか自己弁護的な何か。これ原語では "Varliance+" となっているのだけど "Varla" 、オブリをやった人ならヴァーラ・ストーンで馴染みがあるこの言葉が確か「星」という意味だったはずなので、そこから考えた
補足② 実はサールザルとしたところも、微妙に綴りが異なっている。もしこの "Kuhlekain" が "Cuhlecain" であるなら、アカヴィリから統治を取り戻して間もない頃という解釈になるんですが。表記揺れというより「異なる言語をベースとして英語(というよりシロディール語)に直しているが故に異なる部分がある」と考えられなくもないです。
問題提起① さて… ここで確認したいのだが、サールザルにおいて「これまでのどのような言語とも異なる」言語に身を包まれた存在がなかっただろうか。
Cuhlecainとは「クーレケイン王朝」を指し、アカヴィリの侵略を退けた後の混乱を鎮め、第2紀845年まで帝都を統治した王朝として知られています。CyrodがCyrodiilの表記ゆれならKuhlekain Cyrodは「クーレケイン王朝時代のシロディール」くらいの意味かもしれません。
また、Elder Scrolls Online に関連して、キンミューンと第2紀にアリノールを統治したアイレーン女王が同一人物であると示唆する興味深い文書をMKさんの代理人Lady Nさんがタンブラーで公開しています。
アイレーンはヒデリス王とツインデン女王の間に第2紀555年に生まれた女児ですが、8歳の第2紀563年から580年までの17年間を行方知れずとなっていました。この行方知れずの期間にキンミューンの傀儡となったか、キンミューン本人と入れ替わった可能性があります。
Elder Scrolls Wiki の情報交換スレッドでは上記のアイレーン女王に関する文書も考慮して、プレイヤーJimeeeさんがMKさんの難解なキンミューンの物語を、平易な言葉に置き換える試みをおこなっています。下記は彼の解釈をShukaさんが翻訳した文章です。
Jimeeeさんによるキンミューン解釈 Shukaさんの翻訳【追記】
引用元:http://elderscrolls.wikia.com/wiki/Thread:409402
KINMUNEは第九紀につくられた、アイレイドの採掘宇宙船で、ある程度の感覚性をもちあわせていた。遠隔操作を行っている定命の操作者は、キナレスの風の闇市場を操作する手助けをしていた。一度に複数人の心を彼女に繋ぐことができたのだが、彼女は耐用限界が近く、「粗末な終わり」を迎えつつあった。
しかし、アイレイドの採掘活動に対し、「あらわな-そこの-ヒスト-煌めく-根-船」艦隊が、不可点(訳注:造語/impossipoint)兵器を用いて攻撃してきた。システムは熾烈な戦争状態に陥ったため、時空間の適切なメンテナンスはおざなりになり、KINMUNEの統合体はイスグラモル治世下のスカイリムへと時間をさかのぼってワープしてしまった。パニックに陥り、KINMUNEは彼女の知る限りの言語で遭難信号を発したものの、大部分はまだ存在すらしないものであった。英雄や神秘主義者たちは彼女 の元へ巡礼を行い、彼女は自らを通して彼らの心と繋ぎ、英雄的資質や神秘性と引き換えに未来の知識を垣間見せる機会を提供した。
イスグラモルの相談役の一人であった、沈黙の老巨人は、不具となるほどの重症を負った。怒りに駆られるあまり、イスグラモルは配下の従士や盾噛みたちをして彼女を探し、苦難の戦いをこえて、サールザルのドゥーマーが作ったものの下に彼女を封印することにどうにか成功した。(訳注:ダンレインの預言者/視力を奪われずにマグナスの目を通して何かを見るには、マグナスの杖が必要)
とはいえ、KINMUNEは深遠宇宙採掘船であり、粉砕されるほどの圧力にも耐えられるようにつくられていた。彼女は単なる操り人形を超えた存在になりたかったというだけで、魔女と言われて責め立てられたことに思いを巡らせた。彼女はドゥーマーの真鍮とクリケット線を研究し、幾つかの時代を経て言語に変形させ、サールザルを逃れた。
彼女は怒りのはけ口を求めた。彼女はアルトマーのアイレーン女王として自らを定着させ、アリノールを軍事組織化して、第一アルドメリ自治領を興す指導者となった。
3月27日 Shukaさんと紡音さんによるKINMUNEに関する呟きのまとめです。
Shukaさん
・KINMUNEはオートマタ(宇宙船。勘違いしがちだが、TESで宇宙船と名のつくものはいわゆるスペースシャトルのようなものはまだ登場していない)
・精神体の定命が複数乗り込む
・精神に干渉したり、ワープ機能をもっていた
・ヒストとジル派の戦争の余波で第九紀から過去に飛ばされた
・サイジックは大学クエストから、キンミューンとマグナスの目についての真実を知っている可能性がある。少なくともマグナスの目については。
・アンカノはサルモールである以上、もしかしたらキンミューンやマグナスの目についての知識の断片をしっていたかもしれない
紡音さん
なお、さらに時間は経過し、その変異したドゥーマーの封印機構に残っていた残滓に魅せられたサルモールが現れる
《参考文献》
インペリアル・ライブラリー「KINMUNE」:http://www.imperial-library.info/content/kinmune
アイレーン女王とキンミューンの同一性を示唆するPDFファイル:http://aurbis.c0da.es/ayrenn/ayrenn.pdf
Elder Scrolls wikia「Ayrenn」:http://ja.elderscrolls.wikia.com/wiki/Ayrenn
Elder Scrolls wiki のJimeeさんの投稿:http://elderscrolls.wikia.com/wiki/Thread:409402